サイトカインとは

サイトカインとは
体の中で細胞どうしが連絡を取り合うために使う“情報伝達物質”です。
特に 免疫・炎症・修復 に深く関わっています。

ざっくりいうと
ケガや感染が起きたときに
「敵が来たぞ!」
「ここを修復しろ!」
「炎症を強めろ/抑えろ!」
と指示を出す“メッセンジャー物質”。

良い面と悪い面
✅ 良い働き
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感染防御
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創傷治癒
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組織修復
⚠️ 過剰になると
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強い炎症
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発熱
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関節痛
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「サイトカインストーム」(免疫暴走)
例:
COVID-19 の重症例では
サイトカインの過剰分泌が問題になりました。
整骨院目線で言うと?
炎症期の痛み・腫れ・熱感は
サイトカインが関与している。
急性期に強く刺激しすぎると
炎症性サイトカインがさらに出る可能性もある。
だから
急性期はコントロール、慢性期は活性化
という考え方になる。
整骨院におけるサイトカインとの付き合い方

急性期:炎症性サイトカインを“暴れさせない”
捻挫・打撲・肉離れ直後は
IL-1、IL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインが一気に出る。
この時期の目的は
▶ 炎症を悪化させない
▶ 過剰な組織破壊を防ぐ
整骨院でやるべきこと
-
過度な手技をしない
-
強い矯正・深部圧を避ける
-
冷却・圧迫・安静指導
-
軽い循環改善程度
ここで刺激を入れすぎると
炎症性サイトカインが追加分泌 → 腫脹増悪 → 回復遅延。
炎症期の痛み・腫れ・熱感は
サイトカインが関与している。
急性期に強く刺激しすぎると
炎症性サイトカインがさらに出る可能性もある。
だから
急性期はコントロール、慢性期は活性化
という考え方になる。
亜急性期:修復系サイトカインを促す
炎症が落ち着き始めると
今度は成長因子(TGF-β、FGFなど)が働く。
ここは
▶ 修復を邪魔しない
▶ 血流と機械刺激を適切に入れる
整骨院の出番
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軽負荷運動
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可動域回復
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軽めの軟部組織アプローチ
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物理療法(過度にやりすぎない)
「炎症を消す」から
「治す環境を整える」へシフト。
慢性期:低レベル炎症を断ち切る
慢性痛は
サイトカインが“くすぶってる状態”。
IL-6などが微量持続 → 痛覚過敏。
この段階では
▶ 適切な負荷
▶ 運動療法
▶ 全身代謝改善
が大事。
過保護すぎると
抗炎症系サイトカインが増えない。
(例)
ぎっくり腰は当初の痛みが3割程度になったら、いつも通り生活するほうが早く改善する。
最後に
🧠 重要な考え方
炎症は「悪」じゃない。
炎症=治癒のスタートスイッチ。
問題は
量とタイミング。
慌てず向き合うことが大切。

