冷え性
冷え性とは
冷え症(冷え性)は、手や足の先っちょや腰など、身体の一部が普段よりも冷たく感じやすい状態を指します。
これは医学的な病名ではなく、単なる身体の症状の一つです。
私たちの体は、寒さを感じると血管が収縮して体の熱を逃がしにくくし、震えによって筋肉の動きで体温を維持します。
しかし、この調整機能がうまくいかなくなると、手や足の先っちょなどが冷えやすくなります。
冷え症の原因は様々で、一般的には女性の方が男性よりも冷え症になりやすいとされています。
冷え症が続いても、大きな健康被害はないことが一般的です。
ただし、放置すると頭痛や肩こり、しびれ、便秘や下痢などの身体的な不調や、イライラ感や不眠などの精神的な症状が出ることがあります。
また、低血圧や貧血、甲状腺機能低下症などの病気が背景にある場合もあるため、注意が必要です。
適切な対処をしないままにせず、症状が続く場合は医師に相談することが重要です。
原因
冷え性は、体温の調節がうまくいかなくなることで起こる症状です。具体的な原因はさまざまで、たとえば薄着や冷房の強さなどが考えられますが、他にも以下のような要因が考えられます。
1.自律神経の乱れ:
体温の調節は自律神経が担当しています。ストレスや疲れ、環境の変化、女性ホルモンの乱れなどが原因で、自律神経のバランスが崩れ、体温調節がスムーズにいかなくなります。特に夏の冷房のききすぎなどで、体温のバランスが乱れやすくなります。
2.血流の悪化
貧血や低血圧、運動不足、喫煙、きつめの服の着用などが血流を悪化させ、手や足先への血液の流れが悪くなり、冷え症が起こりやすくなります。
3.筋肉量の不足:
筋肉は体内で熱を発生させるのに役立ちます。筋肉が不足すると、体内の熱の生成が不足し、冷え症が起こる可能性があります。
4.冷えを引き起こす病気
冷え性は甲状腺機能低下症、レイノー病、全身性強皮症などの自己免疫疾患、閉塞性動脈硬化症などの病気の一環として現れることがあります。対策を講じても改善しない場合は、潜在的な病気がある可能性があるため、気をつける必要があります。
対策
冷え性に対する対策は、体温の調節や血行改善を促進することを重点的に考えることが重要です。
1.適切な服装:
寒冷な環境では、暖かくて適切な服を着用することが大切です。特に手や足元を重点的に保温しましょう。厚着しすぎず、重ね着を工夫すると良いですね。
2.温かい飲み物の摂取:
温かい飲み物は体を内側から温めてくれます。ハーブティーや温かいスープなど、冷え知らずの飲み物を選びましょう。
3.適度な運動:
軽い有酸素運動やストレッチなどで血行を促進し、体温を上げることができます。無理なく続けることが重要です。
4.栄養バランスの摂取:
栄養豊富な食事で体のエネルギーを補給しましょう。特に鉄分やビタミンB群、ミネラルが冷え性の改善に寄与します。
5.リラックス法の実践
ストレスが冷え性を悪化させることがあります。リラックス法や深呼吸、瞑想などを取り入れ、心身ともにリラックスしましょう。
6.こまめなストレッチ:
長時間同じ姿勢でいることが血行を悪くさせることがあります。こまめにストレッチをして筋肉をほぐし、血流を促進しましょう。
7.温熱療法:
温熱パッドや湯たんぽを利用して、特に寝る前にベッドを温めることで、快適な睡眠を得られるかもしれません。
総括
このようにまとめてしまうとね~。
結局のところ規則正しく生活する。
これに落ち着いてしまいますね。
困ったもんです。
しかし、規則正しく生活していない人がみんな冷え性かと言われれば決してそんなことない!!
筋肉量の多さや、日ごろの運動習慣などは大きく影響します。
皆さんもぱっと見で「この人は冷えとは無縁やろな~」
みたいな人を見分けることができるはず。
なので、一番のおすすめは筋トレと運動!!
ですが皆さんは日々の生活があります。
すべてを試すのではなく効果がありそうなもの。
実践できそうなものから始めてください。