交通事故の後のむち打ちの症状について
交通事故のむち打ちの症状について
交通事故の症状について説明します。
交通事故では通常ではありえない衝撃に見舞われ体には大きなダメージが加わります。
その際に
・どのように事故にあったのか(追突、正面衝突、バイク、人対車など)
・自分の体の状態はどうだったのか(事故が予見できた、身構えられた、気が付いたら事故後だった)
などで体の反応は大きく変わります。
徐行で後方から追突された事故でも、まったく身構えていないと後遺症が残ってしまったりします。
現在や過去の症状の参考にしてください。
1.頸椎捻挫型
交通事故の衝突や急激な減速によって、首が急激に前後に振られることがあり、これが頸椎捻挫を引き起こす原因となります。
症状:
- 首の痛みやこり
- 頭痛
- 肩や背中の痛み
- めまいや吐き気
痛みはありますが神経症状(しびれなど)がないのが特徴です。
2.神経根型
神経根型は、神経根(脊髄から出る枝)にダメージや圧迫によって症状が発生します。
症状
- しびれ
- 筋力低下
- 神経痛(痛みが神経の通り道に沿って広がる)
首を傾けたりすると症状が増悪します。
3.脊髄症状型
- 麻痺や感覚障害
- 尿や便のコントロールの喪失
- 歩行障害
脊髄症状型は、脊髄に損傷が生じた場合に生じる症状で、脊髄が圧迫されると、身体の一部または全体に深刻な影響が及ぶことがあります。
4. バレリュー型:
- 頭痛
- めまい
- 視覚異常
- 難聴
「バレリュー型」は、交通事故や頚椎の急激な動きによって頚椎動脈が圧迫され、血流が減少することで引き起こされる症状の一種です。自律神経系への影響が生じ、特に交感神経と副交感神経のバランスが崩れることが特徴的です。
5. 脳脊髄液減少症
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐
- 頭部の圧感
- 首や背中の痛み
脳脊髄液減少症は、頭部が強く揺れることによって脳脊髄液が漏れ、これが頭痛やその他の症状を引き起こす状態です
このように、交通事故のむち打ちの症状は様々です。
さらに事故はほかの箇所にも異常は多々見舞われます。
適切な治療を受けることが早期回復の第1歩です。
早くよい一日が迎えられるよう頑張ってください。