筋トレの目的と役割

筋トレの目的と役割

筋肉には様々な効果があり

日常生活においてその能力をいかんなく発揮しています。

筋トレは身体全体の健康と機能向上に多くの利点があります

1.筋力向上:

筋トレの主な目的は筋肉の強化です。強化された筋肉は、日常生活やスポーツ活動、仕事などの様々な活動において効率的で、持久力やパワーの向上に寄与します。

2.姿勢の改善:

 筋トレは、姿勢の改善にも役立ちます。特に背中や腹部の筋肉を強化することで、正しい姿勢を保ちやすくなります。良好な姿勢は慢性的な痛みやケガの予防にもつながります。

3.基礎代謝の向上:

筋トレにより筋肉量が増えると、基礎代謝が向上します。基礎代謝が高いと、安静時にも多くのエネルギーを消費でき、体脂肪の蓄積を防ぎやすくなります。

4.骨密度の増加:

筋トレは骨密度を増加させる効果があります。これは、骨粗しょう症の予防や骨折のリスクを低減させる役割があります。

5.代謝改善と体重管理:

筋トレは体内の脂肪燃焼を助け、体重の管理に寄与します。筋肉はエネルギーを使用するため、筋トレを行うことで余分な脂肪を燃焼しやすくなります。

6.心血管機能の向上:

筋トレは心臓と血管の健康にも良い影響を与えます。適切なトレーニングは心臓を強化し、血流を改善させ、高血圧や心臓病のリスクを低減します。

7.ストレスの軽減:

適度な筋トレはストレスホルモンの分泌を抑制し、ストレスの軽減に寄与します。リラックス効果があり、精神的な健康にもプラスの影響をもたらします。

さらに筋トレには向上する能力が4つあります。

・筋肥大・筋持久力・筋力・筋パワーです。

次にどのような能力で何をすれば向上するかをまとめます。

4種類、それぞれの特徴。

筋肥大(筋量の増加)

トレーニングの原則:

筋肥大を促すためには、重量の増加やレピティションの増加など、十分な負荷をかけることが必要です。

メカニズム:

筋トレにより筋繊維が微小な損傷を受け、これに対する修復・増強プロセスが筋肉の成長につながります。

トレーニングの組み方:

回数8~12。重量70~80%RM。セット間1分~1分30秒。

日常での応用:

重い物を持ち上げる、荷物を運ぶ、階段を上り下りするなどの動作で発揮されます。

例: スーパーマーケットでの買い物や引越しの際に、大きな荷物を持ち上げるとき。

筋持久力

トレーニングの原則:

中程度の重量で高い回数のセットを行ったり、サーキットトレーニングなどが有効です。

メカニズム:

長時間にわたり筋肉を使用するトレーニングにより、筋繊維の持久力が向上します。これにより、継続的な活動に対する耐性が向上します。

トレーニングの組み方:

回数15~20。重量67%RM以下。セット間30秒。

日常での応用

長時間立ちっぱなしでいる、家の掃除や庭仕事など、持続的な活動に関与します。

例: 散歩やハイキング、一日中のイベントやアクティビティなど

筋力

トレーニングの原則:

高い重量で低い回数のセットを行い、強度を重視します。

メカニズム:

高い重量により筋肉に強い刺激を与え、主に筋繊維のサイズと力を増加させます。

トレーニングの組み方:

回数3~6。重量90%RM以上。セット間2分~5分(完全回復)。

日常での応用:

重い物を持ち上げる、家庭での作業、様々な動作に力が必要な場面で発揮されます。

例: 家具の移動、子供を抱っこする、買い物袋を持つなど。

筋パワー(力×スピード)

トレーニングの原則:

高い強度で、速さを重視したトレーニングが必要です。

メカニズム:

高い速度で動作を行うことにより、神経系と筋肉の連携が向上し、爆発的な力やスピードを発揮できるようになります。

トレーニングの組み方:

回数3~6。重量30~80%RM。セット間2分~5分(完全回復)※クリーン・ジャーク

日常での応用:

爆発的な力が必要な瞬間的な動作に関与します。例えば、素早く立ち上がる、急な動きに対応するなど。

例: 交通標識が変わったときに急いで横断歩道を渡る、車から降りるときの一気に立ち上がる動作など。

筋肉はとても便利ですごく優れています。

これらの能力は日常生活で頻繁に必要とされ、強化されることで日々の活動がより効果的かつ効率的に行えるようになります。バランスの取れたトレーニングが、これらの能力を向上させ、健康な生活をサポートします。

最高のトレーニングライフを楽しみましょう。

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